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支援事業

事例紹介:ベルカント(2017.2.13更新)

 特定非営利活動法人 障害者地域生活支援センターベルカント
ベルカント
(泉佐野市)

■事業所概要

Book1_2579_image002▲表をクリックするとベルカントさんのホームページが開きます。

ベルカントさんは、泉佐野市にある就労継続支援B型と就労移行支援の事業所です。働くことを通じて、障がいのある人の所得をあげて自立した生活をおくれるようにすることを目的に活動をされています。


泉佐野市は国内タオルの二大産地の一つである「泉州タオル」の中心的な生産地です。ベルカントさんも最初は知り合いのタオル会社からお仕事をいただく形ではじめられましたが、現在は一日の生産枚数が10,000枚を超え、お仕事は一年間途切れることがありません。毎年100万円ずつ伸びていた受注が昨年は600万円伸び、トータルが1000万円を超えられました。今年は倍額の2000万円を超える勢いということで急激な伸びを実現されています。そういった状況が生まれた要因についてお尋ねしました。

妥協をしない高い品質を保証
ベルカントさんのお仕事のレベルは、もはや事業所のレベルではないと言われます。それは、高い品質を保証するために「ちょっと歪んでいてもいいか」とか「障がい者だから」とか、そういった妥協を許さないというところにあります。ちょっとした汚れも見逃さないチカラ(検品力)の向上によって高い品質を保証していることから、ベルカントさん自身、営業活動に取り組まなくても、すべて先方からの依頼によって受注しているそうです。

対価はこちらが決める
ただし、企業からお仕事を依頼されても、向こうからお金の交渉をしてきたらその仕事はやらないと決めています。ベルカントさんはご自身の理念や考えに沿った企業さんとだけお付き合いすることにしています。それは障がい者が地域で自立していくためにより高い工賃を支払うということです。そのかわり先方の希望よりも早く納品したり、厳しい発注にも間違いなく対応しているのだそうです。そういった日々の積み重ねが現在の受注状況につながっています。


泉佐野市が泉州タオルの一大産地であることははじめに述べましたが、近隣市の福祉事業所さんもお仕事の受注を目指して来られる状況があります。その場合、かなり安い単価で請け負われることがあるそうで、そうなると“値崩れ”につながる可能性があり、結果として利用者さんの工賃を下げることになりかねません。
そこでベルカントさんを中心に数か所の事業所がネットワークを組んで、そこからお仕事を分配するという仕組みをつくっています。高い水準のお仕事をやれば安く仕事をしなくなるのではないか、安く仕事を取ろうとするところの考え方を変えてほしいと願っています。実際にベルカントさんから仕事を受けておられる事業所もあり、新たに立ち上がった事業所へのサポートも取り組んでおられたり、事業所間の助け合いをすすめながら工賃向上に取り組んでいます。


そんなベルカントさんで働きたいという利用者さんは増えているといいます。よく事業所の見学も来られるそうですが、みなさんここで働きたいなと言われるそうです。現在は登録が50人を超えているということですが、中には1時間以上をかけて通ってくる方もいらっしゃるそうです。
取材時に作業場を見学させていただきましたが、利用者さんも支援員さんも一緒になってどんどん仕事をこなしていらっしゃいました。手慣れた様子で治具を使わずに驚くほど正確に仕上げておられたのがとても印象的で、お仕事への意欲はとても高いと感じました。

ベルカントさんの平均時給は約270円ということですが、時給500円を目指しています。今のお仕事をキープしつつ、さらに収益をあげていくために展開しているのがプリントサービスやマイクロファイバー素材にプリントしたタオルの受注です。これらの製品は収益性がよく、Facebookや知り合いからの口コミで徐々に広がっています。“A型に追いつくB型事業所”ももはや現実のものとして考えられるところに来ています。

(理事長の西口さん)

 

■先進事例の紹介バックナンバー
http://l-challe.com/kouchin/projects/archives/957

 

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