カフェ&セミナー
●カフェ開催のお知らせ | 2010.08.26 |
第23回カフェ
※終了しました。
【第23回カフェ】 平成22年9月16日(木)
〈 話題提供 〉 (社福)ゆるり福祉会Pica Pica作業所
〈 会場 〉 エル・おおさか(大阪府立労働センター)
〈 参加施設数 〉17施設23名
今年度2回目のカフェは、就労継続支援A型・B型の多機能事業所としてパン、クッキー、喫茶、配食弁当、野菜づくりや軽作業などに取り組んでおられる、社会福祉法人ゆるり福祉会PicaPica作業所の上原施設長をゲストスピーカーとしてお招きしました。
B型事業所は、月額平均工賃12,499円(平成20年度)から19,158円(平成21年度)と、わずか1年間で6,659円アップしたそうです。レストランの運営を中心に工賃アップの秘訣についてお話いただきました。
レストランの周辺は人通りが少なく、あまり良い立地とは言えませんが、毎日お客さんがいっぱいで大盛況!口コミで時には府外から来られるお客さんもおられるとか。
そんな魅力たっぷりの店舗を運営するためにどのような工夫をされているのでしょうか。
「手づくり」「自然派」というコンセプトで“
やしいお店”づくりに取り組んでおられます。
お店の裏には小さな農園があり、そこでとれた野菜を料理に使っています。自家製ハーブを使ったパスタソース、ドレッシングなどが大好評で、お店で販売もしています。ただし、農園でとれる野菜は季節ごとに少量で一度に作れる量も少なく、売り切れ御免。来店する度に違う味が楽しめるし少量で限定されていることが魅力になっているのかもしれません。
お店をオープンしてすぐはなかなか客足が伸びず、悩んだこともあったそうです。しかし、何事にも挑戦していく気持ちでいろんなことに取り組み、近隣に毎月3,000部のポスティングをしたり、近くに住む小さいお子さんを連れた親子向けの交流イベントなども開催しています。今ではイベント告知をするとすぐに申し込みがいっぱいになる人気ぶりです。
レストランの運営はA型事業ですが、お店が活性化することで補助作業を請けるB型事業の仕事も増え、相乗効果で工賃アップに繋がっているとのこと。利用者さんの個性をどういかしてあげられるかを常に考え、良い雰囲気の店舗作りをしていくために、お客さんのニーズを考え、自分がお客さんとしてお店に行った時に何をしてもらうと嬉しいか、どんなお店であれば落ち着くかをよく話し合ったとおっしゃっていました。「できることを活かす」「無理をせず徐々に広げる」といった居心地の良さがお客さんにとって“やさしいお店”として伝わり、人気に繋がっているのだと思います。
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